大工の経験と技術で、
強く長持ちする家を
有限会社ダイヤ健工 大下勝弘さん

ご自身のご紹介

生まれも育ちも神山で、もう70年以上になるけど、ここ阿川地区からでたことはありません。中学を卒業した当時、親戚まわりに大工が多く、職業訓練校で1年で学んだ後、町内の知り合いの大工さんに弟子入りしました。
その後、少しづつ自分の仕事が増え、30歳のとき、ダイヤ建工をはじめました。

これまで携わった印象深い仕事は、森林公園の学習館の内装、浴槽にかやの木をつかって建てた風呂小屋や、禅定寺の鐘楼堂です。最近手掛けた、ゆうかの里では、丸太を手仕事で組んで建てました。住宅の増改築も多く経験してきました。

家づくりへの想い

お客さんの望む家にすることが1番だと考えています。
加えて、それ以上に良い家にしたいと思いながら、いつも仕事をしています。少しでも強く長持ちする家になるよう工夫していて、自分が儲かることが番ではないと思って、これまでやってきました。

木で建てる家の良さ

木でつくると改修や増改築するにも、手を入れやすいことが1番に思います。
100年を超えるような家は、その時代や住んでる人の生活に合わせて、少しずつ手をいれながら、長く使っていますよね。

それに、古い家を解体してみたときにわかるのは、きっちりと木で組まれた部分は、なかなか外れません。最近では、金物を使用して建てますが、木組みだけでも、長く丈夫に保たれていると感心します。
とくに、杉の木で建てるとやわらかく・しなやかな家になると思います。

ただ、神山の杉は色が濃くて、見た目には好まれないかもしれませんが、赤みは湿気に強く、腐りにくい点では、長持ちもするし、良い面もあると思います。

技術的な強み

最近は、分業で家を建てることが多いですが、基礎工事から大工が担う仕事はすべて自社でやってきました。また、今のつくり方は、木が隠れてしまう建て方が主流で、和室もないことが多いけど、やはり職人としては、技術が伝わっていきにくい状況は、寂しく思います。

プレカットなどの最近の技術に、スピードでは、なかなか勝てませんが、これまでの大工としての経験や技術を活かして、長持ちする家をたてたり、直したりできたら。

家づくりをはじめる方へ

木は、生きものですから、建ててからも息をしています。乾燥したり湿気を吸ったりしながら、伸び縮みしたり、乾燥する際の音もし続けます。でも、それも木の家の楽しみのひとつに思ってもらえたら嬉しいです。

施工事例

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お問い合わせ先

事業所名 有限会社 ダイヤ建工
住所 771-3202
徳島県名西郡神山町阿野字神木327-1
電話番号 088-678-1527
FAX番号 088-678-1527
Eメールアドレス daiya.oshita@gmail.com