大工として、
一生、職人であり続けたい
坂東住建 坂東満男さん

ご自身のご紹介

生まれも育ちも神山町です。叔父が大工をしていて、母親の勧めもあり、弟子入りしました。5年ほど修行させてもらった後、自分の山から木を伐り出して、我が家を建てました。
その後数年、修行のために家島や姫路へ仕事をしに行きました。とくに家島では、人が歩ける道くらいしかないので、細かい木を組んで人力だけで建てる工夫など、学びになりました。

30歳の頃、坂東住建をはじめて、もう40年以上になります。その頃は、徳島市内での仕事が多く、大きな現場の下請けから住宅まで、幅広く経験してきました。
でも、やっぱり大工なので、杉の木を使って、手加工で、1から10まで全部自分でつくる仕事が好きです。そうでないと、職人として面白みがありません。

家づくりへの想い

最後まで、きっちりと仕上げること。ただ、家ができたということではなく、お客さんに、立派にできたって、喜んでもらえる仕事を心がけています。

最近は、なかなか機会がないですが、大工としては、床の間のつくりは大事にしたい。昔から床の間は、1番技術のある棟梁でないと、つくらせてもらえないほど、家にとって大切なものでした。

あとは、坂東住建が建てたと見てわかるような家ではない方がよくて、お客さんそれぞれの家になることが大事だと考えています。

木で建てる家の良さ

木の良さは、あたたかさと匂いと触った時の柔らかさ、それに、構造から外壁まで、家の材料すべてに使えること。それに、南よりも北側に向いた山にある木が、家に使うのに向いていますよ。

古い家を改修するのも面白いです。昔の大工さんの技術から見習うことも多くありますよ。70歳を超えた今でも、本当に勉強になります。

僕自身、杉は、目が細かくて、赤みがきれいなものが良いと思っています。
神山杉の場合、とくに阿野地区の方の山は、鉄分が多いのか、黒っぽい色味が多いですね。町内でも、場所によって色味が違う。という特徴があるように思います。

技術的な強み

僕たちの考えをおしつけたくないですね。何よりお客さんが、思い描いた気に入った家になることが番です。

ただ、少しでも良い家になるように、これまでの経験からアドバイスはします。
やっぱりお客さんの望みを僕たちの技術で応援したい。
坂東住建のカラーは必要ありません。一生、職人であり続けたいですね。

家づくりをはじめる方へ

息子たちも兄弟で、大工をしています。ご縁がありましたら、ぜひお願いします。

施工事例

スライドショーには JavaScript が必要です。

お問い合わせ先

事業所名 坂東住建 二級建築士設計事務所
住所 771-3201
徳島県名西郡神山町阿野字歯の辻167
電話番号 088-678-1040
FAX番号 088-678-1040